先週のガイアの夜明けを視聴してみた。
世間は、どうやら違う方向に目が行き始めてるけど
あの「事故米」のその後が取り上げられていた。
ガイアの夜明けのサイトはこちら↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview081118.html
島田化学工業が事故米を販売していたけど
その裏にはいろいろな問題があったようだ。
まず問題の発端は「ミニマムアクセス」という制度なのかもしれない。
この制度を僕なりにざっくり把握すると
ある水準までは、格安で外国米を輸入しなければいけない(※)というもの。
そして、その輸入米は事故米でもかまわない。
※本来はアクセス機会を与えるためのものであって義務ではない。
結局、日本は、米の自給率が高いので
この事故米は家畜などのえさに使われるはずだった。
ところが、これを直接人間の口にするものにしちゃったというわけだ。
これが事件の発端だと思えばいいと思う。
ただ、これだけに事件はどとまらない。
続く事件はなにかというと
コンプライアンスに関する問題だ。
今回の事件では
島田化学工業が、事故米を「でんぷん」にし
それを、すぐる食品が使用していた。
そのすぐる食品はコンプライアンス、
つまり法令や道徳にのっとって公表を開始。
これは島田化学工業と取引のあったとされる40社のうちこのすぐる食品だけ。
正直、すばらしい会社!
過ちをいち早く世間に伝え、被害を拡大しないようにと尽力したわけだから。
しかし、そのすぐる食品は予想外なダメージを受ける。
風評被害だ。
そのでんぷんを使っていない製品も売れない事態なども生じている。
実際にはこんな話がある。
2008年10月2日。
神奈川県海老名市の給食にすぐる食品の製品が使用されない決定が。
正直この決断だと他の40社の製品を使用する可能性があるわけで
本来ならすぐる食品の製品を使うほうがリスクが少ないはずなのに・・・。
この事実から僕は次のような悲しい気持ちになった。
「正直者は馬鹿を見る」と。
多分、すぐる食品以外にも
でんぷんを使った業者はあったに違いない。
しかし、それを公表していない。
その公表していない業者は
心の中でこう思っているに違いない
「すぐる食品の馬鹿め。そして助かったよ。全責任をかぶってくれて。ふふふ・・・」と。
今回の事件で
すぐる食品は、本来たたえられるべき存在のはずなのに
むしろ公表していない業者が恩恵を受けている。
本来なら、公表していない業者こそ
叩かれるべきなのにだ。
自分自身で考える行為をやめ
与えられる情報だけで判断するとこうなってしまうのかもしれない。
昔誰かが「人間は考える葦である」といっていたけど
人間が考えるという行為をなくしちゃいけないと思う。
マスコミの伝える情報が
本質とは別のうねりをもっている今の日本が怖くてたまらない。
正しいことをやっても、報われないとしたら
世界には悪意しか芽生えないと思う。
多くの善意で成り立っていた日本はどこにいったのだろう。
なんだか悲しくなってきた。
▼参考サイト
http://tommbow.cocolog-nifty.com/kimagure/2008/11/post-721c.html

根幹には、全く需要のない、いわゆる事故米を輸入せざるを得なかった弱腰外交にありますな。
日本人の事なかれ主義が招いた結果かと。
デンプン糊に使ってるなんて最初、農水大臣が言ってたけど、使ってる業者なんてないのですよ。
ただ、真面目にやってる人間も多数いるので、一部の人間がミスをしたからって、全体を悪し様に考えない方が良いかもですね。
ミニマムアクセスは細川政権、すなわち非自民政権の時に通ったものです。
国としてのブレが許されないため、政権交代によってもたらされたものを覆すことは容易ではありません。
本来であればアメリカのように縛りのある長期政権となることが望ましいのですけれど。
また、内部告発等の告発者の保護制度が整っていないことも問題です。
労働者であれば保護される法律があるのですけど、いまいち範囲が狭いんですよね……。
>ROROさん
おいらも同感です。
それにしても、日本人はちょっと寛容さがないなぁと。
もう少し、ミスった時に感情的にならずに
許してあげてほしいっす。
そんなんだから、みんな隠そうとかしちゃうのかな・・・。
>浜田泰友 さん
また勉強になります。
そっか~。
まぁ、ミニマムアクセスは仕方ないとして
コンプライアンスちゃんとしてんのに
それを否定しちゃうっていう感じはなんかヤです。
もっと、ミスに対して許容範囲を高めてほしいっす。
でなきゃ、みんな本当のこと話したくなくなりそうで。